ウィガンはしょうかくできますか?

「家族のようなクラブ」という哲学を持つ、 イギリスの片田舎にあるクラブであるウィガン・アスレティックのファンが、
公式やらゴシップやらの和訳を気まぐれに書きつづるただそれだけのブログ。たまに、Wigan以外のコラムとかの訳も。
チームの愛称はLATICSです。
WE LOVE LATICS! WE BELIEVE OUR GAFFER AND CHAIRMAN! LET'S GO! さあ!ヨーロッパとチャンピオンシップに乗り込むぞ!

カテゴリ : マウロ・ボセッリ

 フランスの科学者、ルイ・パスツールの名言から始まる今日のうぃがざん。金曜日を皆様いかがお過ごしでしょうか。準備ってのは、サッカー選手にとって間違いなく大切なことです。また、サッカー選手だけではなく僕らにとっても、適切な準備を常にしておくことがチャンスを掴むための鍵であるのは間違いないでしょう。そんな名言に繋がる今日のマルティネス監督によるインタビュー記事はこちら。

Mauro


「マウロ・ボセッリは、我々に前線でのハイレベルな競争を保証してくれる。フランコ・ディサント、アルナ・コネ、マウロ・ボセッリ。彼ら3人の活躍がWiganにとって必要不可欠なものになる」

「しかし、その中でもマウロが持つ得点感覚は明らかに傑出している」

「彼の態度と、その集中力は素晴らしい。点が欲しいとき、自信を持って送り出せる選手だね」

 マウロ・ボセッリは決して恵まれたキャリアを送ってきた選手ではない。Wigan加入初年度は、カーリング・カップのわずか1点に留まり、イングランドの気候に馴染めず苦しんだ。セリエA、ジェノアとアルゼンチンのエスティディアンテスにレンタルされた後、彼は父親となってWiganに帰ってきた。

 そんなボセッリは、プレシーズンから好調を保ちカップ戦でもゴールを量産。27歳のストライカーが見せるひた向きさにマルティネス監督は大きな喜びを感じている。

「マウロは、常に練習で手を抜かない。そして、自らコンディションを保つためにU21の試合出場を直訴するほどにモチベーションに溢れている」

「一度も、私はそれを強制していない。それでも、彼は自らいつ呼ばれてもいいようにする為に出来ることを必死で考えて、試合経験を錆びつかせない為にU21への出場を選んだ」

「ベストを示すためなら、全ての努力を惜しまない。マウロの態度こそがプロのものだ」

「マウロは、U21で若い選手たちの見本になっている。彼のベストは、きっとすぐに見られるだろう。明らかに調子は上向きだし、非常にキレがある」

「だからこそ、点が欲しいスウォンジー戦は残り10分でマウロを投入したんだ。申し訳ないが、まだ彼に十分なチャンスは与えられていない。それでも、彼は間違いなく今後重要な戦力となる」

 最近マウロ・ボセッリが好き過ぎて困る・・・全てを捧げて、チャンスを信じて待ち続ける。この態度こそが、ストライカーの理想像なのかもしれません。ここまで、準備していれば監督だって使ってみようと思うのは当然でしょう。個人的には、もう少し長い時間使ってほしい選手ですね。

 戻ってきた当初は、戦力としてはあまり期待されていなかったところから結果で周囲を黙らせ始め、ついには現地ファンが最も期待を寄せている選手になっています。苦労が、彼を大きく変えたのでしょうね。マイペース天然のディ・サント君に、同胞でありライバルとして危機感を与えてあげて欲しいものです。

 宮市君やマクマナマン君などの若手も、是非こういう態度をみならって積極的にアピールしてチャンスを待ってほしいですね。主力とのプレーは勉強にもなるでしょうし。


Daniel Redmond①

Latics:
Pollitt, Morris (McCormack 84), Redmond, Chow (Lynch 84) , Golobart, Lopez, Miyaichi (Bingham 45), B,Watson, Boselli, Fyvie, McManaman
Unused Subs: Hare, Orsula

Forest: Evitmov, Gregory, Fenton, Lansbury (Papworth 45), Gorman, Regan, Blake, Wallace, Ferrier, Tudgay (Otim 45), Osborn
Unused Subs: Smith, Ackroyd

 Wiganは、U21の試合にポリット、ボセッリ、ワトソンという上限ギリギリの21歳以上の選手を帯同させた上、トップチームにも入っている宮市、マクマナマンという選手を大人げなくフォレスト戦に出場させた。

 そんな、贅沢なメンバーを揃えたWiganは序盤から相手を圧倒する。最初のチャンスは、成長著しいレドモンドのドリブルから生まれた。左サイドを切り裂いた彼のクロスは、マウロ・ボセッリへ。しかし、残念ながらこれはGKに阻まれてしまう。

 前半、半分が終わったところでWiganは4つのチャンスを作り出した。その中でも最も素晴らしかったチャンスは、Wiganに8歳から所属する生え抜きティム・ショウがエリア内から放ったシュートであった。

 22分、Wiganに先制点が生まれる。右サイドで、宮市とモリスの間に入り込んだDMFのショウから素晴らしいクロス。それを、トップでも活躍するストライカーであるボセッリが頭で決める。

 5分後にも、ボセッリがマクマナマンとの連携から抜け出すが、惜しくもブルガリア人守護神Evitmovの冷静なブロックによって防がれる。

 30分過ぎには、宮市がマクマナマンからのクロスに頭で合わせるも惜しくも枠外。
 
 前半終了間際の42分、左サイドを駆け上がったレドモンドがクロス。ポジショニングの駆け引きで勝ったボセッリが冷静に流し込んで2点目。

 43分には、右サイドから宮市が似たような形でクロスを上げてチャンスを作り出すも、ブルガリア人守護神Evitmovがまたもスーパーセーブ。

 ハーフタイムを終えても、Wiganの攻勢は変わらない。前半で宮市と代わったWigan期待の18歳ビンガム君がエリア内から積極的にシュートを狙う。

 Laticsは、試合を満喫するようにプレーしておりCBのロマン・ゴルバートがWGのように前線までドリブルで駆け上がるような場面も見られた。

 3点目は、ティム・ショウを起点にして前線に駆け上がったベン・ワトソンが右隅に経験と技術を生かしたゴールを決める。

 後半は、前線でマクマナマンがU21では突出した能力を発揮し続ける。彼の技術によって、フォレストDF陣が混乱に陥る中、よりWiganは攻撃を仕掛けていく。

 残り10分で、CBのロマン・ゴルバートがギャリー・コールドウェルを彷彿とさせるような完璧なパスを右ワイドに展開。それを受けたモリスが受けたパスをマクマナマンが合わせるもポスト。しかし、こぼれ球をボセッリが押し込んでハットトリックを成し遂げる。

 後半終了間際、左サイドのアタッカーであるレドモンドが遠距離から決める。30ヤードから放たれた彼の左足シュートは、フォレストのキャプテンが狙ったブロックも及ばずにゴールに突き刺さる。

 1stチームの3人から、いい影響を受けた部分もあるもののWiganは素晴らしいパフォーマンスを見せた。特にレドモンド、ショウ、モリスの3人はトップチームデビューも間近かと思えるほどのパフォーマンスだった。

 宮市君は、前半で引っ込んだのもあってそこまで印象は残せなかったようです。ボセッリの「志願」から始まったトップチームの調整目的でのU21参加が、いい方向に向いている部分はあると思います。今まで、U21には召集されてなかった宮市君も、調整なのかアピールなのかはわかりませんが呼ばれています。

 これが、彼にとってのWiganでの位置が上昇した事を示しているのか下降した事を示しているのかはわかりません。ただ、あくまで個人的な見方では「宮市がまだどの程度使えるのか解らないし、トップチームで使う余裕は現状無いので、U21でも実戦形式でもう少し試してみた方がいいだろう」ってな感じではないかと。フィーヴィー君、マクマナマン君、宮市君の3人のうち、誰が最初に上がってくるかに注目していきたいですね!

 写真は、活躍を見せたダニエル・レドモンド君です。なんか僕の中では、ちょっとロン・ウィーズリーっぽい素朴な雰囲気があるなあと話題です。彼は、マクマナマン君と親友らしく、トップで彼らのコンビネーションも見れるかもしれませんね。

 

Mauro Boselli③

 カップ戦で好調を保つマウロ・ボセッリはレギュラー奪取への意気込みについて語った。

「レギュラーを奪うために、毎日必死に練習している。練習でフィットネスを、常にいい状況にしておく必要がある。なぜなら、監督が俺を必要としてくれた時に全てをチームの為に捧げる準備をしておかなければならないからさ」

「常に、俺たちみたいなストライカーっていう人種はゴールを求めている。今季、既に3点を奪っているのは嬉しい結果さ」

 ボセッリは、自ら志願してU21の試合にも参加している。リザーブリーグとしての役割を残しているU21は、3人まで21歳を過ぎた選手も出場させることが出来るのだ。

「プレミアリーグでの出番が無い時は、何もしないよりもU21で出場した方がいい」

「自分の自信にとっても重要な事だし、状態の良さを確かめることが出来る。U21でも2ゴールを決める事が出来ているしね」

「それら全ての試合は、レギュラーとして呼ばれた時のために重要な準備となる」

「最初にWiganに来た時には、監督のスタイルが完成していなかったから難しかった。しかし、多くのプレイヤーがその時から変わっている。今のWiganにいる選手たちは、僕のスタイルにも合っている。ボーセジュールとボイスの両サイドは、いいクロスを送ってくれるしね」

「ショーン・マロニーやジョルディ・ゴメスは、パスが得意で僕の飛び出しを生かしてくれるパスをくれる選手だ。ウエストハム戦では、デイビッド・ジェームスも僕の得点をお膳立てするようなパスをくれたよ」 

 なんというか、こんなに成長した選手もいないよなあ・・・ウィガンに来た時は「イングランドは寒くて無理」とか言ってたのに苦しい時期を経て大きく成長しました・・・ 志願してU21で出てるって、地味に凄い事な気がするよ。

 こういう苦労人タイプが、個人的には好きです。今季、Wiganの切り札になってくれそうですし決して腐ることなく闘い続けているプロ意識を見ると、僕もモチベーションが上がってきますね!

 

Mauro Boselli②



 ロベルト・マルティネスは、18か月のローンから戻ってきたCFマウロ・ボセッリにはWiganでチャンスが与えられるだろうと話した。彼は志願してU21のリーグ戦に出場しており、3点を失いながら引き分けに追いついたBarnsley戦では同点弾となる3点目を決めている。

「来週月曜に起こるであろうことは、マウロの自信を一気に加速させるものになる」

「しかし、それ以上に大きいのは、彼の陰で続けてきた努力を見せることになるだろうということだ」

「マウロにとって、チャンスが無いと諦めることは恐らく簡単なことだろうね。しかし、彼はどのタイミングで呼ばれてもいいように集中している」

「マウロは、チャンスが自分に必ず訪れることを知っている。そして、出来る限りの努力を積み重ねている」

「マウロはU21でプレーする事が出来るかと私に尋ねた。それは、監督にとって素晴らしい兆候だよ。」

 なかなか出番がないボセッリさんも、チャンスを待ち続けているみたいです。というか、U21に年齢制限がある訳では無いんですね。働き盛りの選手が、自ら志願してU21で出るというのが彼のやる気を表現していると思います。正直、ディサントのところで試してみてもいいと思うんですよね。ディサントにもっと危機感を与える意味でも。

 こんな風に、必死で出番を待っている選手にはチャンスを与えてあげて欲しいですね。ミヤイチ君も、年齢的にも大丈夫だし試合勘のためにもU21に出ておけばいいのになあ。

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