ウィガンはしょうかくできますか?

「家族のようなクラブ」という哲学を持つ、 イギリスの片田舎にあるクラブであるウィガン・アスレティックのファンが、
公式やらゴシップやらの和訳を気まぐれに書きつづるただそれだけのブログ。たまに、Wigan以外のコラムとかの訳も。
チームの愛称はLATICSです。
WE LOVE LATICS! WE BELIEVE OUR GAFFER AND CHAIRMAN! LET'S GO! さあ!ヨーロッパとチャンピオンシップに乗り込むぞ!

カテゴリ : インタビュー

Wigan goal celebration⑤
 ウィガンのキャプテンであるギャリー・コールドウェルは、降格圏からの脱出にショーン・マロニーが重要な役割を果たしてくれるだろうと強調した。マロニーは先週、2年間の契約延長を決めている。

 このスコットランド人MFは、2011年にWiganに加入してから継続的に活躍。昨年は、奇跡の降格圏脱出において大活躍した。今季も好調を保っているにも関わらず、Wiganは低調に苦しんでいる。

 しかし、コールドウェルは代表でもクラブでもチームメイトであるマロニーがWiganの救世主になってくれると述べた。

「ショーンの事は良く知っているし、ずっと彼とは状況について話していたが少し契約に関する話し合いが長引いていることが不安だった。6か月でショーンがいなくなるかもしれないというのは大きな不安だったからね。しかし、彼は全く変わらないプレーを見せ続けてくれていたよ」

「彼にとって、全盛期をWiganに捧げるということはきっととんでもなく大きく重要な選択だろう。そして、週末には圧倒的なプレーを見せてくれたよ」

「彼の友人として、私はどのくらい彼が素晴らしいプレイヤーかというのを誰よりも知っている」

「昨年ほど、降格圏に取り残されている訳ではないが今年もショーンにはチームを導いてくれることを期待している」

「Wiganに残ることが決定したことによって、よりショーンが集中して彼が持っている能力を存分に発揮できるようになるだろう」 

 とりあえず砂糖を吐きそうなくらいコールド兄貴がマロニーちゃん大好きなのは伝わってきたよ。確かにマロニーちゃんの献身的な姿勢はWiganのサッカーの象徴みたいなもんですしね。 そりゃ好きにもなりますよねわかります。確かセルティック時代から絡みあるはずだしね。

 「どのくらい彼が素晴らしいか俺以上に知っている奴はいない」なんて最早惚気なんだよなあ()

 降格圏脱出の攻撃の要がマロニーちゃんなら、最近若干調子落としてるコールド兄さんも守備の要なんだから気合入れなおしてね。 マロニーちゃんの契約延長で悩みも無くなったでしょ?www

goroba-to

 再試合となったFAカップのボーンマス戦、ロベルト・マルティネス監督は若手の登用を示唆した。マルティネスは、自らの信念についてこう語った。

「彼らは強力な選手たちをもっているが、我々と彼らの目標は異なっている」

「私は、常にユースに目を向けているしチャンスを与えることによって彼らが進んでいくための道を整備していくことを目指している。勇気を持って若手を使うことは将来への投資になる。若手が活躍できるクラブを作っていきたいんだ」

「ロマン・ゴロバートが前回のボーンマス戦でデビューした。彼は3年間の育成プログラムをしっかりとこなしてきた選手だ」

「スコットランドのインバーネスにおいて、彼は大きく成長して帰ってきた。チャンスを与えられるに相応しいだけの選手になってね」

「勝てない場合には私は何かしらの責任を取るよ。しかしそれでも、若手にプレーさせることが重要さ」

「私が思うに、カップ戦というのは勝つことも大事だがそれ以上に育成面でも大事なものだ」

「U21プレミアリーグとプレミアリーグには大きな差があって、若手は準備できないままトップチームに加わることも多い」

「勝つことも大事だが、クラブと監督である私たちは勇気を持って育成に取り組んでいきたいと思っている」

 若手を使うことは非常にいいことだと思います。マルティネスが地道に取り組んできた若手育成も少しずつ実を結び始めていますからね。この、ロマン・ゴロバート君はスペイン人の20歳CB。ウィガンの若手の中でも、スコットランド1部でしっかりとレギュラーを張る活躍を見せたことによって大きな期待を集めている一人です。今日はボーンマスの得点源であるLewis Grabbanが復帰するとかで、どうやって抑えてくれるか・・・

 今日は、若手祭りになってくれることに期待しています。特に、イヴァン・ラミスの離脱で手薄になっているCBとしてゴロバート君。コネが抜ける前線ではユナイテッドからやってきたエンリケス君と生え抜きのマクマナマン君の激しい争いが見ものです。恐らく左サイドのレドモンド君や中盤のフィーヴィー君も使われることになるかと。

 また、虎視眈眈とチャンスを待つストライカー、ボセッリや新加入のエスピオナーサのデビューにも期待がかかります。見れたらいいなあ・・・www

 本気でぶつかってくる相手との闘いを大事に、どんどんチャレンジしてほしいものです。意外とトップの座もすぐかもよ?

Mike Pollitt②

 40歳のベテランGKで、Wiganで第二GKをしているマイク・ポリットは22年前マンチェスター・ユナイテッドでキャリアをスタートした選手です。最早、プロを始めた時にはエンリケス君が生まれていないという状態の年齢差がある「息子」のようなエンリケス君についてポリットお父さんがしっかり見守ってくれるようです。

「アンジェロは、まだ18歳でしかないことを忘れてはならない。プレミアでの闘いは厳しいし、彼はまだプレミアでの経験はないしね」 

「 確かにチリではトップチームで活躍していたみたいだけど、それは種類が違うと思う」

「マンチェスターユナイテッドに入ってたった半年だが、少しずつイングランドになじんできた頃だろう」

「ユナイテッドでは、U21の試合でしかプレーしていなかっただろうからFAカップは彼にとって、トップチーム年代とのデビュー戦となった」

 「しかし、その試合は彼に自信を与えてくれたはずだ。彼はまだまだ学ばなければならないし、アルナが抜けたチームは彼にチャンスを与えるだろう。ここに来て、思いっきりプレーしてアピールすることは彼にとって間違いなく有益だろう」

「きっとマンチェスターユナイテッドにとっても、彼がここで得たものは大きな財産になるだろう」

 また、ポリットは9人をレギュラーから変えてFAカップに挑んだマルティネス監督の選択を擁護した。

「どうしてもプレミアが優先になるのは仕方ないし、過密日程でうちの選手たちは疲れ切っていた。それに、レギュラーを外したとはいえ、我々は先制されながらも上手く対応して取り返すことが出来たからね。次はきっといい結果になるはずさ」

 ポリットさんとかいう生きる伝説・・・www なんとロベルト・マルティネス監督よりも一つ上です。チームメイトに関しても、「我々」とかいう表現じゃなくて「若者たち」という監督が使うような表現を使う辺りが流石のポリットさん…www

 エンリケス君は18歳、ポリットさんは40歳なのでなんと22歳差ですwww とりあえずマンチェスターユナイテッドの先輩ですからね!レンタルで来る若手へのこの歓迎は流石Wiganって感じなんだよなあ…

Wigan vs Everton①


 岡本真夜さんのTommorowを、母親の車でよく聞いていた幼少時の記憶が僕にはあります。そんな幼少時の記憶を思い出してみれば、僕もずっとWiganのような感じだったなあと思い返す記憶もあります。こう、なんというか降格圏な感じでした。せっかくだから、流しながら聞いてみていただけると幸いです。


 大好きなサッカーでは、小学校6年生で始めたという事もあって散々苦しみ、中学校に上がっても散々上手くいかずに怪我などもあって苦しみ、やっとレギュラーになったと思ったら高校の高いレベルに苦しみ3年間BチームやCチーム・・・もうなんというか、3歩進んで2歩戻るようなまさにそんな状態だったと言えるでしょう。そんな自分の姿が今のWiganに重なって仕方ありません。

 少しずつ、進んだと思ったら怪我や判定に泣かされて後戻り、選手の移籍で後戻り・・・それでも這いつくばって進んでいるそんなクラブは、もう既に気づいたら僕のクラブでした。 まるで、自分を後押ししてくれるように思えるのです。特に、ショーン・マロニー選手は小さな身体で常にチームのために大男に挑んでいくそんな姿が、まさにWiganっぽくて大好きなんです。

 さあ、今日のエバートン戦。 Wiganはギャリー・コールドウェルが復帰。守備も3バックに戻しながら、安定感を重視しようとArsenal戦で試した3センターで挑みます。これもまた初めてながら試してほしかった3センター+3バック。わくわくしながら試合に挑んだ僕を待っていたのはエバートンの猛攻でした。

 ピーナール、ベインズといった左サイドのコンビネーションは抜群。スタムは守備でいっぱいいっぱいな状態に追い込まれます。ここで、やはりCBの離脱者多数でボイスをWBに回せないチーム事情が重くのしかかります。 

 しかし、Wiganにも希望が。マッカーサーを高い位置に押し上げて攻撃するパターンでいくつかチャンスを生んでいきます。また、ジョーンズも相変わらず好調を維持。

 久しぶりにCBフィゲロアも攻め上がるなど、なんか旧友と久しぶりに会ったかのような懐かしいパターンの攻撃も見られ始めます。

 それを支えていたのはコールドウェルさん。花嫁のお父さん的な怖い顔と激しいチェック。DFラインの統率を昨シーズンこなしてきたCBの復帰がチームに安定感を取り戻させます。

 フィゲロア、ボイスもコールドの指示下で躍動。イェラビッツとアニチェベという屈強な2トップをかなり抑え込んだおかげでピンチを作らせません。アニチェベもイライラで精度を欠きます。

 スコアレスで前半終了。セットプレーで怖いシーンはあったものの守備は悪くない状態で前半を締めくくります。ここで、勝てたと思ったのは甘かったです。ハートマークがついたメールが来たからって告白しちゃったくらい甘かったです。

 後半、一気に圧力を高めたエバートンに押し込まれるWigan。前線、中盤が過密日程のダメージからか次々に足を止めてしまい、攻撃も守備も上手くいきません。特に顕著だったのが怪我人続出もあって出ずっぱりだった両サイドと3センター。

 そのまま押し込まれるままにオスマンのシュートがDFに当たるという不運な形で失点すると、孤軍奮闘するマロニーちゃんのフォローが足りない状態に。いつもと違う3センターが中盤の負担を増やしてしまう皮肉な展開になってしまいます。泣いてもいい 付き合おうから かっこつけないで なんて歌詞が心に染みます。

 蛇のように絡みつく疲労に蝕まれ、重い身体を引きずりながら懸命に攻めるWiganですが、コーナーから失点。全てをもぎ取られたかに思えました。

 しかし、ディサント投入で攻め気を見せたWiganは明らかに疲労困憊のコネが密集地でぐしゃぐしゃしながらゴール。もう笑えるくらいのダサいゴールですが、本当に気持ちで取ったゴールが涙腺に・・・ コネさんがアスファルトに咲く花だったんでしょうか。なんかちょっと嫌です。
 
 そんなWiganですが反撃はここまで。ゴメス先生の投入で惜しい場面も作りますが、やはりエバートンの壁は破れず。

 何度目かわからない、次に繋がる希望は見える敗北でした。今年は1点差の負けが7試合と、かなり追い詰めながら力届かずな試合が増えています。それだけに、もうひと踏ん張り出来るチームになりたいところです。でも、はいつくばりながら降格圏を進むクラブを見ていると希望が湧いてくるのも確かです。そりゃ、3歩ずつ進めれば気分はいいんでしょうけど、1歩をひたすら苦労しながら進んでいくような姿が感動をもたらすという面もあります。

サウサンプトン16
ウィガン15
レディング10
QPR10

  さあ、勝ち点はこんな感じ。涙の数だけ強くなって、3日後のアストンヴィラ戦。血で血を洗うシックスポインターに挑むとしましょうか!明日は来るよ どんな時も 明日は来るよ 君のために

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 第18節、アーセナル戦。題名は、野村克也監督の名言からつけました。では、試合のレビューに入っていくことにしましょう。スターティングメンバーはこちら。

Wigan Athletic

  • 26 Al Habsi
  • 17 Boyce
  • 23 Stam
  • 31 Figueroa
  • 04 McCarthy
  • 06 Jones
  • 10 Maloney Booked (Gomez - 89' )
  • 16 McArthur
  • 22 Beausejour
  • 02 Kone
  • 09 Di Santo (McManaman - 76' )

Substitutes

  • 12 Pollitt
  • 05 Caldwell
  • 25 Golobart
  • 14 Gomez
  • 20 Fyvie
  • 15 McManaman
  • 19 Boselli

Arsenal

  • 01 Szczesny
  • 03 Sagna
  • 04 Mertesacker
  • 05 Vermaelen
  • 28 Gibbs
  • 08 Arteta
  • 10 Wilshere Booked
  • 14 Walcott
  • 15 Oxlade-Chamberlain (Ramsey - 75' )
  • 19 Cazorla (Koscielny - 90' )
  • 09 Podolski (Coquelin - 79' )

Substitutes

  • 24 Mannone
  • 06 Koscielny
  • 25 Jenkinson
  • 16 Ramsey
  • 22 Coquelin
  • 23 Arshavin
    27 Gervinho
Ref: Moss

 相変わらずDFラインは怪我人が続出するWigan。コールドウェル、ラミス、アルカラスに続いてピスクたんまで離脱してしまったことで、どういうフォーメーションを取るのかが注目されました。対するアーセナルは。テオ・ウォルコットをCF起用。CFでのプレーを望む彼にとって非常に嬉しい起用でWiganのDFラインをスピードでかき回しにかかります。

 ここでマルティネスの決断は4バック。少なくとも今季はやったことがない4バック。更にフィゲロアとボイスというCBコンビという非常に不安な選択で挑みました。

 しかし、この采配が大きく当たることになります。ジョーンズ、マッカーシー、マッカーサーの3センターを起用することによってアルテタ、ウィルシャーの両ボランチに常にプレッシャーをかける事に成功。カソルラにボールを入れさせる前に中盤のプレッシングでアーセナルを圧倒します。

 序盤は、アーセナルのSBがボールを持って高い位置に出た時の3センター、SBの対応にやはり不安なプレーがいくつか目立ちますが右WGに起用されたマロニーの献身的な守備参加で軽減。

 最初の絶好期はWigan、ディサントがアウにかけて出したスルーパスに飛び込んだのはコネ。GKと1対1の場面を作りますが残念ながら外してしまいます。

  攻撃でも3センターは機能。中盤を同数にしたことと、マロニーちゃんが引いてくることによって数的有利を作り出して試合の主導権を握っていきます。

 アーセナルのDFラインがボール扱いが得意ではないこともあって、中盤をしっかり抑えることによってペースは完全にWiganへ。袋小路に追い込むプレスが良く機能します。

 絶好調のマッカーシーは今日も健在。気の利いた潰しと的確な散らしで中盤を制圧します。

 お互いにチャンスは少ないまま前半終了。後半になると、アーセナルは右サイドのオックスレイド・チェンバレンにボールを集めてきます。これがかなり有効打になります。

 本職中盤で守備に難があるボーセのところをチェンバレンが切り崩し、アーセナルも反撃に徹してきます。また、カソルラを右サイドに流してチェンバレンをサポート。ワンツーなどを多用して、よりサイド攻撃の破壊力が増していきます。

 やはりそのサイドから、均衡を破ったのはアーセナルでした。カソルラのパスにサイドから抜け出したウォルコットをボーセが倒してPK。非常に厳しい判定から、アルテタに決められてしまいます。

 反撃に出るWiganもいくつかジョーンズの長いパスや右サイドのスタムから決定機を作ります。若きストライカー、マクマナマン君とイケメン、ゴメス先生を投入して攻撃を仕掛けるも一歩及ばず。ハンドっぽい微妙なブロックも見逃されて終わりました。

 両監督の試合後発言はこちら。

マルティネス監督(Wigan)「PKが決定的だった。テオは賢い倒れ方をしたよ、ボーセジュールの当たりは全然激しくなかったからね。試合終了直前の、ギブスのも明らかなハンドだろう。上手くはいかない状況だが、選手たちには誇りを持っている。怪我人が戻ってきてくれれば、結果も出せるはずだ」

ヴェンゲル監督(Arsenal)「タフな試合だった。Wiganは明らかに我々よりもいいプレーをしたし、我々はレディング戦ほど状態が良くなかった。Wiganは、どのチームにとっても厄介な相手になるだけのチームだ。しかし、今回は良く我慢して1点を守りきったよ。ウォルコットにも満足している」

 

 流れを掴みながら決め切れず、相手に修正の時間を与えてしまったのが甘さでしたね。アーセナルのような格上に勝つには、やはり混乱させて先行逃げ切りパターンでないと。先制点を取ること、そういう意味ではディサントとコネにはもっと頑張ってもらわないと困りますね。もう一人くらい一線級のFWも欲しいです。

 しかし、急造4バックがここまで上手くいったのは好印象ですし、これでパターンは増えました。ジョーンズ、シー、サーの3センターも底知れぬ可能性を感じさせたことですし、今後のWiganにはまだまだ期待できるかと。ここからの過密日程、ここで勝ち点4が欲しい!

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